Boy

 

斉藤和義さんのライブへ行ってきました。

東京国際フォーラム2day。

今回のツアー、セミファイナル&ファイナル。両日参加です。

 

控えめに言っても最高でした。

本来のツアーが決まって、チケットを取った後で、今のような状況になり、延期に延期を重ねて、中止になり、払い戻しになり、を繰り返して、やっとこの参加。

久しぶりに見る彼はとてもかっこよく、ギターは素晴らしく、ツアーメンバーとのセッションも最高の上の上。

 

そしてなんと今回、2日目のツアーファイナルを最前列で楽しむことが出来たのです。

席について本当にびっくりしました。

席番自体は数列目だったので、それでも楽しみで仕方なかったのですが、実際は最前列。

20数年通っていて初めてでした。

何しろ目の前に人がいないという解放感(撮影隊さんはいるけどちゃんと屈んでます)、大好きな人の歌う姿、ギターを弾く姿、全身が、メンバーさんたちの全身も、何も遮るものもなく、目の前で見れることには、とにかく気持ちが高揚しまくりです。

 

手作りギターのコーナーも楽しかったです。

どんどんギター作りが上手くなっていっています。

 

最近の和義さんはハンドマイクで歌ったり、ギターを離すことがあります。

その、ギターを持たずに歌いながら動く姿、走ったり、特に足元がところどころ内股になったりして、それがとても新鮮でとても可愛くて、かっこよいのですが、可愛いのです。

 

もちろん全体を通してはギターです。今回は鍵盤もドラムにも手を出さずで、セミファイナルでは手がつってしまい、ちょっとやりにくそうにしていたのですが(それでも演奏は素晴らしい)、その反動なのか、翌日のファイナルのギターのとにかくカッコいいことったらなかったです。全身の毛穴開いちゃうかと思いました。

 

感染対策を実施中なので、客席ではマスク着用で、声出しもなし、でも笑い声とかはいいよ、と。(でも乳首や乳輪は出していいって)

実は春に一度隙間を縫って開催されたものに参加できて、そのときは、声出せ出せ的な煽りがちょっと目立ち、あれ?と思ったりしたのですが、今回はちゃんとそういった状況を楽しんでいることを話してくれて、心の中で叫んでほしい、と。

もちろん全身でそれに応えるに決まっています。

和義さんも言っていましたが、声が出せずとも、その気持ちというか思いがステージまで届くのだそうです。

自分も客席にいて、声は出していないのに、大声で叫んでいるような空気の動きを感じることが出来ました。

ファイナルでの最前列では特にそれを感じることが出来ました。

とにかく夢中で楽しさを拍手で、手拍子で、身体で表現して、たくさん気持ちを伝えました。

 

今回のツアーでは、とある曲の前に毎回テーマを決めて、セッションをしているそうなのですが、私が参加した回では、1日目「換気扇」2日目「最終チクビ」

え?となりそうですが、両方ともカッコいいの上をいくカッコよさ。

あのセッションだけで円盤にしてもらいたいくらいです。

 

今回ファイナルを迎えられたということで、和義さんから「今回、参加を見合わせた方も、参加してくれた方も、両方正解だと思う。いつか、また、前と同じように楽しめるようになるといいなと思います。音楽はなくてはならないもの」という話をしてくれました。

私は、チケットを申し込みながら、ライブへ行くことに対して、どこか罪悪感を抱いていました。

まだ何も解決していないのに、まだ最前線で戦ってくれている人たちがいるのに、自分は好きなことを楽しんでいいのだろうかって。

 

正直、和義さんはなんでライブを続けるんだろう?とも考えたこともあります。

もちろん、彼も音楽も私にとってはなくてはならない存在です。

でももし感染者を出してしまったら?自分が参加したことで、同じく出してしまったら?と考えると、怖くて怖くて、どうしていいか分からなくなっていました。

でも行きたい。感染対策をすればいいの?ワクチンを打っていればいいの?

でも、いま?じゃあ、いつまで待てばいいの?

周りに生活を変えない人が多く居て、宴会、外食、旅行、観光、イベント巡り、そういう人たちに対して自分が抱く気持ちにどんどん飲まれていっていました。

楽しむことに罪悪感を抱いて、何もしたくなくなっていたのも、その通りでした。それは今でもまだ少しそうだけど。

 

それが、和義さんの言う「どちらも正解で、どちらが間違っているとかではない」って、彼が言ってくれることで、なんか気持ちが落ち着いたように感じました。

行ってよかったです。

もちろん、チケットを買ったけど、不参加を決めた人もたくさんいたと思います。

でも、それを考えてしまうと、たぶんもう自分が押し潰されてしまうので、敢えて考えないようにしたいです。

最前列が取れたのも、もうおまえ楽しむしかないよ、ってご褒美をもらったって思うことにしました。

 

好きな人の言葉は大きいです。

そして、その言葉はたぶん間違っていないと思うのです。

 

はやく、彼のギターと一緒におもいっきり叫びたいです!

和義さん、ツアー完走おつかれさまでした!

 

今回の国際フォーラムでのセトリを出してくれました。

ストリーミングサービスで楽しめるそうですので、よかったら。

 

jvcmusic.lnk.to

 

 

今週のお題「叫びたい!」